適切な安静と保湿ケアを行った場合、風邪に伴う軽度の急性声帯炎であれば3日〜1週間程度で徐々に声が戻り始めます。
しかし、経過観察中に以下のような症状が見られる場合は、単なる風邪の範疇を超えている可能性があるため、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。
- 呼吸困難や息苦しさがある:喉頭蓋(気道のフタ)が腫れ上がる「急性喉頭蓋炎」は、気道閉塞の恐れがある緊急疾患です。
- 激しい嚥下痛で水すら飲み込めない:喉の深部に膿が溜まっている可能性があります。
- 発声停止や嗄声が10日以上続く:声帯ポリープや声帯結節、あるいは神経麻痺などが生じている疑いがあります。
耳鼻咽喉科では、細径ファイバースコープを用いて声帯の腫れ具合を直接目視確認し、必要に応じて即効性の高い吸入治療(ネブライザー)やステロイドの内服薬処方を受けることができます。