東京屈指のビジネス街と自然豊かな新宿御苑が交差するエリアで、ひときわ異彩を放つのが同店の行列です。国内外の旅行ガイドやSNSで拡散された結果、現在では訪問者の約半数をインバウンド客が占める日も珍しくありません。ミシュラン一つ星の看板を背負う同店の待ち時間の実態は、訪れる時間帯と曜日によって明確な二極化を見せています。
ランチ営業(11:00開店)の場合、開店30分前の10:30時点で既に15〜25名規模の列が形成されるのが日常茶飯事です。一回転目(カウンターを中心とする約10席強の客席)に滑り込めなかった場合、入店までに最低でも45分から75分前後の待機時間を要します。週末や大型連休ともなれば、ピーク時の待機列は路地を伝って伸び、100分以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
読者が最も気にする整理券の配布ルールについて、現場の最新運用を解説します。同店ではかつて一部の過密期に記名制や整理券対応を試験導入した経緯がありますが、基本的な運用体制は「並び順(ファーストカム・ファーストサーブ)」が軸となっています。ただし、周辺の住環境や近隣店舗への配慮から、歩道や車道を塞ぐ過剰な行列が発生したとスタッフが判断した時間帯に限り、指定時間帯が記載された整理券(あるいは集合案内)が緊急避難的に手渡される運用が採られています。確実に整理券がもらえる保証はないため、原則は「並ぶ覚悟」を持って訪問するのが基本姿勢です。