多くのファンが当落発表時に一喜一憂するのが「1階席」の配置です。ラインキューブ渋谷の1階席の見え方については、前列ブロックと中後方ブロックで体験が全く異なります。
1列目から10列目までは床面の傾斜が極めて緩やかで、ほぼ平坦に近い状態です。このエリアでは出演者の汗や細かな表情の変化、ステージの足音までダイレクトに伝わる圧倒的な臨場感があります。一方で、前の席に背の高い観客が座った場合、センターの視界が完全に遮られるリスクがあります。
さらにラインキューブ渋谷の傾斜と段差の設計において最も議論を呼ぶのが「15列目以降」の中後方エリアです。11列目以降から各列に段差が設けられてはいるものの、映画館のような急勾配ではありません。そのため、来場者アンケートや口コミ検証では「前列の観客の頭の隙間を縫うようにしてステージを見る形になり、センターに立つボーカルの足元が隠れてしまった」という声が一定数寄せられています。
また、20列目以降になると2階席のフロアが頭上にせり出してきます。照明演出の抜け感やステージ上部の大型スクリーンの一部が天井に遮られるような圧迫感を覚える観客もいるため、1階後方は「視界クリアな開放席」というよりは「手元に双眼鏡を携えて観るエリア」と割り切るのが現実的です。