学習者からよくある質問として、「There is no way」と単なる「No way」に構造的な違いはあるのかという点が挙げられます。結論から言えば、「No way」は「There is no way」をカジュアルに短縮した口語表現ですが、文中での使われ方に明確な差があります。
会話の相づちや単独の返答として放つ場合は、省略形の「No way!」が圧倒的に自然です。これに対して、「〜することは不可能だ」「どう考えても〜なわけがない」と具体的な文章を続けたい場合は、「There is no way that + 主語 + 動詞」の完全な文構造を用いるのが一般的です。
【There is no way の構文例】
・There is no way we can finish this project by tomorrow.
(明日までにこのプロジェクトを終わらせるなんて不可能です。)
・There is no way he forgot your birthday.
(彼があなたの誕生日を忘れたなんて、あり得ない。)
なお、くだけた口語では「No way we can finish this...」のように先頭の「There is」を省いて文章を続けるケースも日常茶飯事です。フォーマルなビジネスプレゼンや論文では「There is no way」や「It is impossible to〜」といった崩れない表現を選び、友人同士のチャットや会話では省略形を使うという使い分けが定石です。