敷地内にそびえるジーンズ歴史展示館の扉を開けると、そこには半世紀以上にわたる試行錯誤の記憶が凝縮されている。アメリカ生まれのワークウェアが、いかにして世界屈指のクオリティを誇る国産ジーンズへと昇華を遂げたのか。その劇的なドラマが、年代ごとの貴重なヴィンテージボトルや初期の生産用重機とともに展示されている。
日本初のレディースジーンズを開発した歴史的功績や、現代表の大島康弘氏をはじめとする歴代のパイオニアたちが注ぎ込んだ情熱の足跡は圧巻の一言。洗いにかけられた生地が醸し出す深いインディゴブルーのグラデーションを眺めているだけで、職人たちが紡いできた執念に近い美学がひしひしと伝わってくる。