『me me she』が収録されているアルバム『RADWIMPS 4 〜おかずのごはん〜』は、バンドがメジャーシーンで爆発的なブレイクを果たす決定打となった作品です。当時のインタビューや音楽誌の回顧録において、野田洋次郎は自身の個人的な体験や恋愛感情を極限まで純度高く楽曲へ昇華させていたことを明かしています。
初期から中期にかけてのRADWIMPSの楽曲群には、特定のパートナーに対する絶対的な愛情と、その関係性が変化していくプロセスが生々しく刻まれています。『me me she』は、まさにその深い関係性に終止符が打たれた直後の精神的余震の中で紡ぎ出された楽曲です。
一般的なポップスに見られる「綺麗にパッケージ化された失恋」とは異なり、取り繕うことのできない情けなさや後悔がストレートに吐露されているからこそ、発表から長い年月が経過した今もなお、聴く者の記憶を呼び覚まします。