現在店頭に並ぶアイテムは、過去の仕様をそのままなぞっただけの代物ではない。現代のテクノロジーやトレンドを巧みに融合させた「ハイブリッド型」へと目覚ましい進化を遂げている。
最新モデルには、スマートフォンをかざすとAR(拡張現実)で特別なメッセージやボイスが再生される仕掛けや、推しのトレカをそのまま収納できる特殊ポケットが標準装備されている。また、表紙には光の角度によって虹色に輝くオーロラPVC素材や、平成当時を彷彿とさせるぷっくりとしたカプセル入りグリッターなど、高級感のあるマテリアルが惜しみなく投入されている点も特徴だ。
さらに注目すべきは、大人になった当時のファンをターゲットにした「限定プレミアムボックス」の台頭だ。特製ハードカバーバインダーに金箔押しの専用リフィル、復刻版の香り付きペンやシールがセットになった豪華版は、数千円から1万円を超える価格帯でありながら、予約開始から数分でサーバーがダウンするほどの注文が殺到した。子どものお小遣い文具だった紙片は、いまや大人の鑑賞にも耐えうるラグジュアリーなカルチャープロダクトへと昇華している。