高徳院を訪れたなら絶対に外せない体験が、大仏の内部に入ることができる鎌倉大仏の胎内拝観です。像の右脇にある小さな入口から足を踏み入れると、ひんやりとした静寂が広がり、外の喧騒とは隔絶された独特の空間が広がります。
内部では、約750年前に造られた青銅の厚み(約3〜10センチメートル)や、下から上へとブロックを積み上げるように溶接・鋳造を重ねた「鋳継ぎ(いづぎ)」の生々しい継ぎ目を肉眼で確認できます。首の補強補修跡や、背面に設けられた明かり取り兼鋳造時の通気口である2つの格子窓から差し込む自然光は、当時の工匠たちの知恵と技術の高さを今に伝えています。
高徳院の所要時間と見どころを整理すると、大仏前の参拝と記念撮影に約20分、胎内拝観に約15分、境内奥の観月堂や回廊に掛けられた長さ約1.8メートルの「大藁草履(常陸太田市の子供会から奉納)」の見学に約15分と、全体でおよそ45分〜1時間程度を想定しておくと無理のない拝観が可能です。