物語のクライマックスである無限城・無惨戦において、鱗滝左近次は前線で刃を振るうことはありませんでした。しかし、彼の果たした役割は人類の勝敗を分ける極めて重大なものでした。
鱗滝は産屋敷邸の裏方として、珠世が開発した「鬼を人間に戻す薬」を投与された禰豆子の看病と護衛を一手に引き受けました。薬の作用に苦しむ禰豆子を不眠不休で見守り、自我を取り戻して炭治郎の元へ走る彼女を信じて送り出したのです。
多くの柱や隊士が命を落とす凄惨な総力戦の中、鱗滝左近次は死亡することなく無事に生存しました。激闘を生き延びた炭治郎、禰豆子、義勇たちと再会を果たし、鬼のいない平和な世界を見届けた彼の結末は、長きにわたる苦闘に対する最大の救いとして描かれています。