自宅の壁は本当に安全?アスベスト壁の見分け方と3つの危険サイン

自宅の壁は本当に安全?アスベスト壁の見分け方と3つの危険サイン

自宅の壁は本当に安全?アスベスト壁の見分け方と3つの危険サインの真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

住宅の壁に用いられる板状建材(成形板)は、主に「石膏ボード」と「ケイ酸カルシウム板(ケイカル板)」に大別されます。これらを見分ける際は、建材の種類ごとの製造年代と特徴を照合することが基本となります。

石膏ボードのアスベスト見分け方においては、製造時期の特定が鍵を握ります。住宅の壁や天井の下地材として広く普及している石膏ボードですが、大手建材メーカーがアスベストを添加して製造していたのは主に1970年から1986年頃にかけてです。1986年以降、普通石膏ボードや強化石膏ボードの脱アスベスト化が進んだため、築年代が1990年以降の住宅であれば石膏ボード自体に石綿が含まれている確率は極めて低くなります。確認する際は、図面上の特記仕様書や仕上げ表に記載されたメーカー名と品番をチェックします。

一方、水回りやキッチン周辺、車庫の壁などに多用されるケイ酸カルシウム板(第1種・第2種)の見分け方には、より専門的な知識が求められます。ケイカル板は比重や製法によって第1種と第2種に分類され、過去のアスベスト含有状況にも明確な差異が存在します。

ケイカル板第1種は比重が約0.8〜1.0と高く、硬質で緻密な板状建材です。こちらは主に1960年代から2004年にかけてアスベストが添加されていました。対してケイカル板第2種は比重が約0.2〜0.5と軽く、多孔質で断熱性に優れた素材であり、耐火被覆材や保温材として1960年代から2002年頃まで製造されていました。見極めの実務では、壁の裏側に印字された「製品記号(ロット番号)」や「日本産業規格(JIS)マーク」の有無を点検し、国土交通省および経済産業省が公開している石綿含有建材商品名・品番データベースと照合する作業が不可欠となります。

山田 真由
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山田 真由

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