物語の最大の謎である「スリザリンの継承者は誰なのか」という問いの答えは、当時16歳だった過去のヴォルデモート卿、すなわちトム・マールヴォロ・リドルです。
映画中盤でハリーが入手した白紙のアイテム、トム・リドルの日記の正体は、単なる魔術的な日記帳ではなく、リドルが自らの魂の一部を切り離して封じ込めた「分霊箱(ホークラックス)」の第1号でした。この危険な闇の魔術道具は、ルシウス・マルフォイがウィーズリー家を失脚させる謀略として、ダイアゴン横丁の書店「フローリシュ・アンド・ブロッツ」で幼いジニーの大鍋へ密かに滑り込ませたものです。
孤独感を抱えていたジニーは日記に悩みを書き連ねるうちにリドルに心を支配され、知らぬ間に鶏の首を絞め、壁に血文字を書き、秘密の部屋の扉を開放させられていました。リドルはジニーの生命力を吸い取って肉体を復活させようと目論んでいましたが、ハリーがバジリスクの毒牙を日記に突き刺したことで、その邪悪な魂は消滅しました。