カレーショップアルプス メニューの頂点に君臨していたのが、代名詞とも言える「カツカレー」です。注文を受けてから揚げる高級専門店のスタイルとは一線を画し、サクサクとした薄めの衣をまとった豚カツが手際よくカットされ、ドロッとした粘度のあるルーと合わさる一杯は、まさに昭和・平成の「働く活力」そのものでした。
さらに多くの熱狂的ファンを生み出した要因が、カレーショップアルプス タイムサービスの存在です。毎日午後(主に14時〜19時頃)に設定されたこの時間帯には、通常でもリーズナブルだったカツカレーやチキンカツカレーが、ワンコインを大幅に下回る破格値(時代により約350円〜450円前後)で提供されていました。毎週水曜日には「ビッグ水曜日」と銘打った大盛り無料やトッピングサービスなどのイベントも催され、昼食難民となったサラリーマンや学生にとって無二のオアシスとなっていたのです。