甲状腺が腫れていると言われたら?放置のリスクと受診の目安を解説

甲状腺が腫れていると言われたら?放置のリスクと受診の目安を解説

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かつて大きな反響を呼んだNHKスペシャル『人体』シリーズでもスポットが当てられた通り、人間の体内では臓器同士が膨大なメッセージ物質をやり取りしながら生命維持を図っている。そのネットワークの中心でタクトを振るっているのが、甲状腺ホルモンだ。

甲状腺ホルモンは心臓の鼓動、体温調節、脳の活性化、消化管の動きに至るまで、全身の細胞の「エネルギー代謝の回転数」を決定づける。このホルモンが過剰になれば全身の細胞がオーバーヒートを起こし、不足すれば活動そのものが沈下してしまう。

テレビ番組の解説でも描かれたように、甲状腺の不調は単に「首が腫れる」という局所的な問題にとどまらない。全身のあらゆる臓器へドミノ倒しのように影響を及ぼすため、精神的なうつ状態や自律神経失調症と誤診されて長年苦しむ患者も珍しくないのだ。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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