視線は国内だけに留まらない。楽天が自社開発した完全仮想化ネットワーク技術「Symworld」は、海外の通信事業者からの関心を一身に集めている。重厚長大な通信機器に依存せず、ソフトウェアベースでネットワークを運用するノウハウは、世界の通信コストを劇的に下げる可能性を秘めているからだ。
新興国を中心に、インフラ構築の初期費用を抑えたい海外キャリアへの技術提供が進んでおり、「日本発の通信OS」が世界標準へと名乗りを上げている。かつてガラパゴスと揶揄された日本の通信技術が、プラットフォームの形をとってグローバル市場を席巻する構図が立ち現れつつある。