ネット上では女性アシスタントが交代するたびに「降板させられたのではないか」「メインMCとの不仲が原因ではないか」といった憶測が飛び交います。しかし、番組制作関係者への取材や当時の状況を精査すると、そうしたネガティブな噂は事実無根であることが分かります。
アナザースカイ交代理由の根底にあるのは、番組側と所属事務所の間で結ばれる「あらかじめ定められた期間契約」と「タレントの育成サイクル」です。日本テレビ側にとって、この枠は将来を有望視される若手女優・モデルを起用し、番組のフレッシュさを保つためのプラットフォームとなっています。一方の芸能事務所にとっても、大御所芸人である今田耕司の隣で毎週スタジオトークを経験させることは、バラエティ対応力やアドリブ力を鍛え上げる最高の育成現場となっていました。
象徴的だったのが長谷川潤の卒業です。2010年秋から担当した彼女は、天真爛漫なリアクションとハワイ仕込みのナチュラルな価値観で番組のトーンを決定づけました。彼女の卒業理由は2011年の結婚とハワイへの生活拠点の移転、そして第1子の妊娠・出産という人生の大きな転換期によるものでした。番組側も彼女の新たな門出を祝福し、卒業特番を組むなど極めて温かな関係性を保ったままの旅立ちでした。
また、中条あやみの場合は第1期において約2年半にわたり出演。就任当初は19歳で、トークに不慣れだった彼女が、回を重ねるごとに今田耕司の鋭いツッコミに絶妙な返しを見せるまでに成長しました。映画『チア☆ダン』や『覆面系ノイズ』など映画主演が立て続けに決定し、拘束時間の長い海外ロケや収録との両立が困難になったことが卒業の直接的要因です。2022年の番組復活時に再びMCとして呼び戻された事実こそが、スタッフや今田耕司から絶大な信頼を寄せられていた何よりの証拠と言えます。
広瀬アリスや八木莉可子の卒業も同様に、女優としてのステップアップに伴うものです。特に広瀬アリスはバラエティスキルの高さを遺憾なく発揮し、スタジオの爆笑を誘うシーンを連発しましたが、同時期にプライム帯の連続ドラマ主演が連続して決定。身体的・スケジュール的な負担を考慮した円満な引き継ぎが行われました。