ネット上には自己流の応急処置情報が散見されますが、中には被害を悪化させる危険な誤解が含まれています。
誤解1:ホースの亀裂はビニールテープやガムテープで塞げば直る
排水ホースや給水ホースの破れに対し、粘着テープを巻いて対処しようとする方が多く見受けられます。しかし、給水ホースには約0.2〜0.5MPaもの強い水圧がかかり、排水時にも勢いよく排水圧がかかるため、テープの隙間から数時間〜数日で再び水が噴き出します。テープ補修はあくまで「バケツを下に置いた上でその場の水を抜くための数分間の処置」に過ぎず、根本解決にはホース全体の交換が不可欠です。
誤解2:市販の強力パイプクリーナーを流せばどんな詰まりも溶ける
排水口の詰まりに対し、市販の水酸化ナトリウム系クリーナーを大量に注ぎ込む行為には注意が必要です。洗濯機の排水管に詰まる主原因は「衣類の繊維くず(糸くず)」「砂利」「髪の毛」が固まったフェルト状の塊であり、これらはアルカリ薬剤だけでは完全に溶解しません。かえって薬剤がヘドロを硬化させ、奥の配管を完全に塞いでしまう事故も報告されています。分解して物理的に取り除くのが確実です。