MARK IS 福岡ももちが抱える構造的な弱点は、面している幹線道路「よかトピア通り」および福岡都市高速「百道出入口」「西公園出入口」へのアクセスの狭隘さにあります。ドームで4万人規模の集客イベントが行われる日、開演前の2時間と終演直後の1時間は、駐車場から敷地外に出るだけで40分〜1時間を要する完全な麻痺状態に陥ります。
車でアクセスする利用者が知っておくべき最大の回避テクニックは、「終演時間とのバッティングを物理的に避ける」ことです。野球の試合であれば8回裏の攻防が始まる前、あるいは試合終了から最低でも1時間半以上館内にとどまり、ディナーやレイトショーの映画鑑賞を挟んで時間をずらす戦略が極めて有効です。館内アナウンスやドーム側の試合経過モニターを確認し、人の波が動き出すタイミングを逆算する行動が求められます。
公共交通機関を利用する場合のアクセスルートも、事前の見極めが明暗を分かちます。施設最寄りの鉄道駅は福岡市地下鉄空港線「唐人町駅」であり、3番出口から地上の歩道を通って徒歩約10〜15分の距離に位置します。唐人町駅からドーム・マークイズへと続く通称「ホークスとうじん通り」は、イベント時にはユニフォーム姿の観客で埋め尽くされますが、歩道が整備されているため、車の渋滞に巻き込まれるリスクは完全にゼロです。
一方、西鉄バスを利用して天神・博多方面から直接乗り入れるルート(「PayPayドーム前」または「九州医療センター」バス停下車)は、平時の日中であれば最も歩く距離が短く便利な移動手段です。しかしイベント開催日の夕方以降は、バス自体がよかトピア通りの大渋滞に捕まり、定時運行が完全に崩壊します。天神・博多駅へ急ぐ帰路においては、バスを待つ長蛇の列に並ぶよりも、唐人町駅まで歩いて地下鉄を利用する方が確実に早く移動できます。