ネバーヤングビーチは当初、安部勇磨と松島皓(ギター)の宅録ユニットとして2014年春に産声を上げました。その後、阿南智史(ギター)、巽啓伍(ベース)、鈴木健人(ドラム)が合流し、鉄壁の5人編成としてインディーズシーンを席巻します。しかし、メジャーデビュー後の歩みは決して順風満帆な固定メンバーによるものだけではありませんでした。
2018年、創設メンバーの一人であった松島皓が音楽性の相違と個人の目指す方向性を理由に脱退。さらに2021年4月には、バンドのサウンドカラーを決定づけていたギタリストの阿南智史がバンドを離れることとなりました。ネット上では「メンバー間の不仲による空中分解ではないか」といった憶測も飛び交いましたが、実際の脱退理由は極めて前向きで創造的なものでした。
阿南智史は元々、洗練されたR&BやAORの要素を持つバンド「PAELLAS」でも並行して活動しており、より自身の作家性やプロデュースワーク、映画音楽などの劇伴制作に軸足を移したいという強い意志を持っていました。バンド側もその創作的野心を尊重し、円満な形で送り出す道を選択したのです。現在、ネバーヤングビーチは安部勇磨、巽啓伍、鈴木健人の3人体制を基盤とし、岡田拓郎をはじめとする気鋭のギタリストをサポートに迎えて柔軟かつ緻密なライブアンサンブルを展開しています。