道場宿緑地のメイン会場は、打ち上げの轟音を肌で感じられる最高の環境である反面、身動きが取れないほどの密集状態となります。人混みを避け、落ち着いて花火の全貌をカメラに収めたい、あるいは小さな子ども連れでマイペースに楽しみたいという読者に向けて、地元民や撮影愛好家が通う厳選穴場スポットを解説します。
① 飛山城史跡公園(宇都宮市竹下町)
鬼怒川の東岸、小高い丘陵地に広がる国指定史跡の公園です。打ち上げ場所から約1.5km南東に位置し、遮るもののない高台から河川敷全体を見下ろすパノラマビューが広がります。LRTの「飛山城跡停留場」から徒歩約15〜20分と、公共交通でのアクセスに優れている点も大きなアドバンテージです。夜間は足元が暗くなるため、小型ライトの携行が推奨されます。
② ベルモール屋上広場(宇都宮市陽東)
大型ショッピングモール「ベルモール」は、例年花火大会当日に屋上駐車場の一部を観覧エリアとして開放、または買い物客向けに観覧しやすい環境が整う定番スポットです。打ち上げ会場からは直線距離で約4〜5km離れるため迫力にはやや欠けるものの、空調の効いた館内、清潔なトイレ、豊富な飲食店が直結しているメリットは計り知れません。ファミリー層には最もストレスフリーな選択肢です。
③ 鬼怒川緑地運動公園(上流側・宇都宮市上平出町周辺)
メイン会場である道場宿緑地から鬼怒川を2kmほど遡った上流エリアです。打ち上げ高度の高い大玉花火はしっかりと視界に捉えることができます。敷地が広大であるため、夕方近くに到着してもレジャーシートを広げるスペースを確保しやすいのが特徴です。虫除けスプレーと折りたたみチェアの持参が必須となります。
④ かましん平松本町店・周辺高台エリア
宇都宮市街地寄りでありながら、鬼怒川方面の視界が抜けている局所的なビュースポットです。スーパーでの買い出しを兼ねて地元住民が集まる傾向にあり、混雑のピークを大幅にずらして帰路につくことが可能です。
⑤ 柳田大橋西側の堤防遊歩道
会場にかかる柳田大橋の手前、西側の土手沿いは地元住民の散歩コースです。交通規制エリアの境界付近に位置するため車両の進入はできませんが、自転車や徒歩でアプローチできる近隣住民にとっては、水面に映る花火のリフレクションまで楽しめる贅沢な観覧ポジションとなります。