「17畳」と一口にいっても、日本国内で採用されている畳の規格によって実際の平米数(面積)には最大で約6.5㎡(約4畳分弱)もの開きが生じます。17畳LDK実際の広さと寸法を正確に把握しないまま家具の購入を進めると、搬入時に入らない、あるいは設置後に通路が通れないといった致命的なミスを招きます。
不動産広告では「不動産の表示に関する公正競争規約」に基づき、1畳あたり1.62㎡以上で換算することが定められていますが、関東圏の木造戸建てに多い江戸間や、都市型分譲マンションで主流の団地間では、壁芯計算の都合上、実質的な内寸面積がさらに目減りします。対面キッチン17畳の有効スペースを冷静に試算すると、調理スペースに約8㎡、ダイニングテーブルまわりの引き代と通路に約9㎡が奪われ、残るくつろぎスペースはわずか7〜9㎡程度。この客観的な寸法データを受け入れることが、失敗のない部屋づくりの第一歩です。