おちょぼ稲荷の参道で圧倒的な存在感を放つランドマークが、名物店「串カツ玉家(たまや)」です。社長自らが金色のスーツを身に纏いメディアにも多数露出してきた同店は、店舗の外観から店内の壁、天井、トイレに至るまで金箔風の装飾が施された「金ピカの座敷」で全国的に知られています。
玉家の利用スタイルには大きく分けて2系統が存在し、月末参拝時の待ち時間はそれぞれ劇的に異なります。
店頭での「立ち食いスタイル」は、大鍋で豪快に揚げられる豚串カツや、赤味噌がふつふつと煮え立つ大鍋から直接どて串を取り、その場で立ち食いするシステムです。月末のピーク時(21時〜24時)は、鍋の周囲に幾重もの人垣が形成されます。並び始めてから串にありつくまでの待ち時間は概ね30分から45分。会計は食べた後の串の本数を自己申告で精算する伝統的な信頼決済が守られており、その潔いローカルルールも評判を呼んでいます。
一方、豪華絢爛な座敷に上がって食事を楽しむ「店内飲食スタイル」は、月末のピーク時には最大90分から120分待ちに達します。番号札を受け取って参道周辺で時間を潰す人が大半ですが、深夜1時を過ぎると座敷待ち列は急速に短縮され、2時以降は20分前後の待ち時間で案内される傾向にあります。「金ピカの部屋で金運の願掛けをしながらゆっくり食べたい」という明確な目的がある場合は、混雑のピークを外し、未明2時以降を狙うのが賢明な立ち回りです。