華々しい勝利のニュースの裏で、現場の選手や監督はどのような危機感を抱いているのでしょうか。記者会見や試合後のミックスゾーンでの観察、さらには選手の著書から、画面越しでは伝わりにくいリアルな肉声を検証します。
キャプテンの遠藤航は、自身の著書『DUEL(デュエル)―世界に勝つために「最適解」を探し続けろ』や代表合宿中の囲み取材において、一貫して「自分たちでピッチ上の現象を解決する力」を強調しています。あるアジア最終予選のアウェー戦後、快勝したにもかかわらずミックスゾーンに現れた久保建英や三笘薫の表情には、笑顔どころか厳しい翳りが見られました。三笘が「前半のビルドアップで相手のプレスにハメられた時間帯、ベンチの指示を待つのではなく、僕とボランチの間で立ち位置をあと3メートル修正すべきだった。W杯の決勝トーナメントならあの15分間で2失点して終わっている」と吐露した場面は、現在の代表チームの基準がどこにあるかを象徴しています。
また、森保一監督自身も特番インタビューや公式会見の場で、「カタール大会のクロアチア戦でPK戦の末に敗れたあの瞬間から、私の時計は1秒も止まっていない。選手たちが欧州で日常的にCLのプレッシャーを浴びている以上、監督である私が過去の成功体験にしがみつけば、チームは一瞬で停滞する」と語気を強めました。
一方、こうした現場の緊張感に対し、SNS(旧Twitter)や5ちゃんねる(5ch)の実況スレッド、Yahoo!知恵袋などのネットコミュニティでは、ファン・サポーターの間で激しい議論が交わされています。実際の生の声を分析すると、大きく3つの反応に二極化している実態が浮かび上がります。
- 戦術・選手起用に対する肯定派の声(SNS・スポーツナビ等):
「3バックにしてから三笘と堂安の仕掛けが単発じゃなくなった。後半から伊東純也や中村敬斗、久保建英が出てくる選手層は控えめに言って反則レベル」「遠藤と守田のフィルターがあるからこそ、これだけ攻撃的な布陣が成立している」 - 強豪国相手への懸念・慎重派の声(5ch芸スポ板・専門掲示板等):
「アジア相手だから両WBが攻撃参加し放題だけど、フランスやイングランド、アルゼンチン相手に同じ3-4-2-1をやったらサイドの裏を突かれて押し込まれるのでは?」「5バックに押し込まれた時、三笘がDFラインまで下がって守備に追われる展開が一番怖い」 - 放送環境・チケット高騰への不満(Yahoo!知恵袋・Xトレンド):
「なぜ国民的行事のサッカー日本代表戦を見るのにサブスク契約が必要なのか?子どものサッカー離れが進む」「北中米W杯の現地観戦ツアーやチケット代、円安とアメリカの物価高で100万円コースになっていて手が出ない」
このように、ピッチ内のパフォーマンスに対する期待値がかつてないほど高まっている反面、「対世界トップレベルでの守備強度」と「視聴・観戦コストのハードル」に対しては、極めてシビアな視線が注がれています。