スペースシャトルが撤去された広大な跡地は、地域経済を再始動させる新たなエンターテインメントの拠点へと変貌を遂げた。この地で大規模な都市再開発を手掛けたのが、商業施設開発の巨頭であるイオンモール株式会社だ。
誕生した「THE OUTLETS KITAKYUSHU」は、単なるショッピングモールにとどまらない複合型施設だ。敷地内には、北九州市立科学館「スペースLABO」が併設され、国内最大級のプラネタリウムや科学体験コーナーを通じて、かつてスペースワールドが担っていた「宇宙と科学への学び」のスピリットを継承している。
かつて絶叫マシンが悲鳴を響かせていた空間は、今や家族連れや観光客が賑わう活気あるエリアとなり、北九州市の地域経済に強烈な経済波及効果をもたらしている。歴史を分断するのではなく、過去の記憶を都市の魅力として再解釈した先進的な再開発事例と言える。