1970年代初頭、スカウトをきっかけにジャニーズ事務所へ入所した郷ひろみは、瞬く間に同事務所の看板存在へと上り詰めた。1972年にリリースされたデビュー曲『男の子女の子』は、キャッチーな旋律と弾けるような振り付けで日本中に旋風を巻き起こし、当時のチャートを席巻した。
ハイトーンボイスと親しみやすいキャラクターは、既存の歌手像を大きく塗り替えた。コンサート会場を埋め尽くしたファンの大歓声で歌声が聞こえなくなるほどの現象は、まさに社会現象そのもの。彼の登場によって、日本の男性アイドル像は新たな時代へと突入することになった。