マジックミラー号が世に放たれたのは1996年のことでした。仕掛け人は、数々の前衛的企画で業界を牽引してきたソフト・オン・デマンド(SOD)の創業者・高橋がなり氏率いる制作陣です。「街中の雑踏にいながら誰にも見られずに行為が行われる」という究極の背徳感を具現化するため、特注のマジックミラーフィルムを窓全面に施工したワンボックスカーを開発したことがすべての始まりでした。
初代車両の登場時、撮影クルーは渋谷や新宿などの繁華街を拠点にゲリラ的な撮影を敢行し、その圧倒的な臨場感で爆発的なヒットを記録しました。マジックミラー号の歴史と経緯を振り返ると、小型トラックベースの車両への大型化、車内設備の居住性向上、防音・遮光性能の強化など、ハードウェア面でも目覚ましい進化を遂げています。現在ではマジックミラー号 SOD公式のトレードマークとして、特許技術や厳格な運行管理基準に守られた正規車両が運用されています。