39歳を迎えてなお、なぜ長友選手は20代と変わらないスピードと回復力を維持できているのでしょうか。その最大の鍵は、長年培ってきた体幹トレーニングの進化と、専属シェフ・加藤超也(かとう たつや)氏との徹底した食事管理にあります。
長友選手はかつて度重なる筋肉系の負傷に苦しんだ経験から、身体の構造と栄養学を徹底的に研究してきました。自身が世に広めた「長友式体幹トレーニング」は、単に筋肉を肥大化させるのではなく、インナーマッスルを連動させて関節の可動域を広げ、脱力と爆発力を両立させる独自メソッドへと深化しています。
さらに肉体改造を決定づけたのが、2016年からタッグを組む専属シェフ・加藤超也氏が提唱する「ファットアダプト食事法」です。
この食事メソッドは、糖質の過剰摂取を抑えて血糖値の急激な乱高下(スパイク)を防ぎ、良質な脂質(オメガ3脂肪酸やMCTオイル、魚油など)や高品質なタンパク質、抗酸化作用の高い旬の無農薬野菜を効率よく摂取するアプローチです。エネルギー源を脂質へと適応(アダプト)させることで、90分間走り続けてもスタミナが枯渇しにくく、運動後の筋肉炎症や疲労物質の除去が飛躍的に早まる身体を作り上げました。日々の徹底した自己管理こそが、彼が「年齢」という生物学的な壁を乗り越えている最大の原動力です。