碁盤の目とは?京都と札幌が格子状になった歴史の謎と現代の落とし穴

碁盤の目とは?京都と札幌が格子状になった歴史の謎と現代の落とし穴

碁盤の目とは?京都と札幌が格子状になった歴史の謎と現代の落とし穴とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

Q1:碁盤の目のような都市と、ヨーロッパの放射状都市(パリなど)ではどちらが優れているのですか?
A1:優劣ではなく都市の目的が異なります。碁盤の目(格子状)は「土地の均等利用・測量の容易さ・移動の平易さ」に優れます。一方、パリなどに代表される放射環状都市は「中心部(広場や宮殿・記念碑)への求心力と視覚的モニュメント性、郊外とのアクセス」を重視した設計です。それぞれの気候、統治思想、地形条件に応じて最適化されています。

Q2:京都の住所にある「上ル(あがる)」「下ル(さがる)」「東入(ひがしいる)」とはどういう意味ですか?
A2:格子状道路を利用した京都独自の道案内表記です。交差点を起点として「北へ向かう=上ル」「南へ向かう=下ル」「東へ向かう=東入」「西へ向かう=西入」を表します。例えば「河原町通三条上ル」であれば、「河原町通と三条通の交差点から北へ進んだ場所」を指します。

Q3:なぜ札幌は京都のような通りの名前ではなく「条丁目」で呼ぶのですか?
A3:札幌は明治時代、未開の原野に短期間で効率的な近代都市を築くため、通り名よりも数学的な座標軸(東西=丁目、南北=条)で管理する方が合理的だったためです。アメリカの街並み(StreetとAvenue)の合理主義を取り入れた結果、誰にでも直感的に位置がわかる「条丁目制」が定着しました。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。