群馬県はもともと全国有数の小麦の産地だ。おっきりこみやうどんといった伝統的な麺文化が根底にあり、それが昭和中期以降、パスタという洋食の形へと姿を変えた。高崎市内には数十店舗もの個性豊かなパスタ店がひしめき合い、毎年「キングオブパスタ」という熱いバトルも繰り広げられている。その群雄割拠の地で、独自の地位を築き上げたのが「はらっぱ」だ。
イタリアの本場仕込みを謳う店が多い中、ここはあえて「ラーメンのように気軽にすすれるパスタ」を追求した。この割り切りこそが、高崎パスタをガラパゴス的かつ魅力的な進化へと導いた要因だろう。