長期にわたる配信キャリアのなかで、順風満帆な時期ばかりではありませんでした。生配信特有の突発的なコミュニケーションにおいて、時折魔界ノりりむの炎上騒動や物議を醸す場面が発生したことも事実です。
過去には、大型コラボレーション配信における奔放すぎるプレイスタイルや、歯に衣着せぬ発言が一部の対戦相手ファンやいわゆる「指示厨」と呼ばれる視聴者の反発を招いた事例がありました。また、知識不足からくる不用意なリアクションが切り抜かれ、SNS上で一時的に批判を浴びたことも記録されています。
しかし、彼女の活動史において特筆すべきは、いかなる騒動においても致命的なファン離れを起こさなかった点にあります。トラブルが発生した際、彼女は決して保身に走る言い訳をせず、自身の未熟さを素直に認めて謝罪する姿勢を一貫して示してきました。さらに、葛葉や叶、椎名唯華といった気心の知れたにじさんじ同期・同僚ライバーたちが、彼女の悪意のないキャラクター性を理解した上で絶妙にイジり、笑いへと昇華させる「コミュニティの自浄作用」が働いたことも大きな要因です。
リスナーコミュニティの声を精査すると、「失礼なことを言っても不思議と憎めない」「失敗から学んで素直に成長していく過程を見守りたい」といった擁護の声が圧倒的多数を占めます。計算された完璧さではなく、剥き出しの人間性と愛嬌こそが、炎上リスクを跳ね返す最大の防御壁として機能してきました。