多くのファンに惜しまれながらシャッターを下ろした背景について、ラウンドワン朝霞閉店理由を巡っては今でも様々な憶測が飛び交っています。しかし、ラウンドワン公式の開示情報や不動産登記データ、当時のIR資料を照合すると、極めて合理的かつ計画的な経営判断が働いていたことが判明します。結論から言えば、直接的な閉店理由は「定期建物賃貸借契約の期間満了」です。
商業用大型物件では、15年から20年程度の定期借家契約を締結して出店するケースが一般的です。ラウンドワン朝霞店が営業を終了した2021年4月は、ちょうどその契約更新タイミングと重なっていました。当時は感染症拡大に伴う緊急事態宣言や営業時間短縮要請が断続的に発出され、全国のアミューズメント業界が客数激減に見舞われていた時期です。運営会社としては、巨額の設備更新費用を投じて契約を長期延長するよりも、契約満了の節目で戦略的撤退を選択する方が財務リスクを最小化できるという冷静な算段がありました。
川越街道ラウンドワン朝霞は、築年数の経過に伴う耐震・空調設備の改修コスト増加も課題となっていました。突発的な倒産や業績急減による夜逃げ同然の閉鎖ではなく、契約期限を遵守した計画的撤退であったことが、告知から閉店に至るまでのスムーズな顧客対応や会員ポイントの他店舗移行措置からも明確に読み取れます。