「惜しまれつつ閉店したのでは」「跡地利用の計画はどうなっているのか」——。ネット上でこうした疑問が飛び交う背景には、近隣温浴施設の相次ぐ撤退劇と、健美の湯グループを巡る情報錯綜が存在します。
2021年から2023年にかけて、柏市周辺では温浴業界の歴史に残る大型閉館が相次ぎました。老舗健康ランドとして親しまれた「柏健康センター みのりの湯」(2022年閉館)や「極楽湯 柏店」(2021年閉館)の営業終了は、東葛地域のサウナ・銭湯ファンに甚大な衝撃を与えました。さらに同時期、埼玉県内に展開していた系列の「久喜健美の湯」が惜しまれつつ営業終了を発表したことで、「柏市南増尾の健美の湯も閉まったのではないか」という誤情報が瞬く間に拡散したのです。
当時、南増尾健美の湯の閉店理由として囁かれた「ボイラー設備の老朽化」や「燃料費高騰による採算悪化」は、業界全体の共通課題ではあったものの、当館自体の閉鎖通告ではありませんでした。実際には定期メンテナンスのための休館や設備改修工事の案内が一部で歪められ、「南増尾健美の湯 跡地」や「再開の噂」という歪んだ形での検索ワード定着につながったのが事実に即した真相です。