身体の深部で痔と頻尿をつないでいる見落とせない要因が、「骨盤底筋群の衰え」と「自律神経の乱れ」です。
骨盤底筋群は、直腸や膀胱、子宮などの臓器を下からハンモックのように支える重要な筋肉です。加齢や運動不足、姿勢の悪さによってこの筋肉が緩むと、臓器の位置が下がり、排便・排尿のコントロールが乱れます。その結果、痔核の脱出や尿漏れ、頻尿が同時に発生しやすくなります。
さらに、強いストレスや睡眠不足によって交感神経が優位になり続けると、直腸や膀胱の血流が低下します。自律神経は内臓の収縮と弛緩をコントロールしているため、バランスが崩れることで腸の蠕動運動が低下して便秘・痔を悪化させ、同時に膀胱が過剰に収縮して頻尿を招くという負のスパイラルに陥るのです。