ピアノを始めたばかりの大人や幼児にとって、ピタゴラスイッチのオープニングは最初に挑戦する楽曲として非常に優れています。メロディラインが明快で耳馴染みがあるため、リズムの把握が容易だからです。しかし、譜面の選び方を誤ると思わぬ挫折を味わうことになります。
初心者が選ぶべきポイントは、「すべての音符にドレミの読み仮名が振られていること」「右手・左手の指番号(運指)が指定されていること」「左手の伴奏が単音または2音以内の単純な和音で構成されていること」の3点です。
実際の練習ステップとしては、以下の順序を踏むと最短で仕上がります。
- ステップ1(右手のポジション固定):右手メロディは基本的に手の位置を大きく移動させずに弾けるアレンジが理想です。まずはテンポを極限まで落とし、最後の決めフレーズ(通称「ピ・タ・ゴ・ラ・ス・イ・ッ・チ」の音型)のリズムを正確に刻みます。
- ステップ2(左手の拍子キープ):左手は「ド・ソ・ド・ソ」のようなシンプルな2拍子のベース進行を、メトロノームに合わせて一定のテンポで刻む練習を行います。
- ステップ3(両手の脱力と合流):両手を合わせる際、最も重要なのは肩の力を抜くことです。原曲が持つコミカルな弾み感を出すために、音を伸ばしすぎず軽く切る意識を持つと、一気に完成度が高まります。