名作であるがゆえに、実際に日常で着用する際には特有の注意点が存在します。二次流通で探す愛好家が最も直面する壁がラブジャケット サイズ感のタイトさです。
ラブジャケットは伝統的にウエストを極限まで絞ったコルセットパターンを採用しています。国内ライセンスのサイズ展開(主に1、2、3表記)において、サイズ1(S相当)やサイズ2(M相当)は現代のオーバーサイズトレンドの基準から見ると驚くほどコンパクトです。肩幅とアームホールが細身に設計されているため、厚手のニットをインナーに差し込む着こなしには適していません。古着店で試着したユーザーからは「バスト周りと肩の可動域が非常にタイトで、ワンサイズ上を選んでようやくジャストフィットした」という声が多数上がっています。
洗練されたラブジャケット コーデを構築する場合、当時のコスプレ感を払拭しつつモードに昇華させるバランス感覚が求められます。ナナのようにボンテージパンツやクラッシュデニム、厚底のロッキンホース・シューズで王道のUKパンクを貫くスタイルは依然として強固な支持を集めますが、現代のストリートではワイドなスラックスやロング丈のスリップドレスと合わせ、構築的なテーラリングの美しさを際立たせるミックススタイルが主流です。