スーパー戦隊シリーズの原点である1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』。その紅一点として歴史の扉を開いたのが、小牧リサ演じるモモレンジャー/ペギー松山でした。爆弾処理のエキスパートであり、冷静沈着な武器開発担当という知性派の設定は、当時の特撮ドラマにおける女性像としては極めて先進的でした。
昭和後期から平成初期にかけては、可憐さや優しさを強調した王道の「守られるヒロイン」像が定着します。しかし、1990年代後半から2000年代に入るとその立ち位置は一変。『未来戦隊タイムレンジャー』(2000年)のタイムピンク/ユウリのように、「ピンクが実質的な現場リーダーを務める」という画期的な構成も登場し、自立した強い女性戦士としての魅力が開花していきました。
2010年代以降は「ピンク=可愛い癒やし系」という固定観念すら完全に打破され、クール系、天真爛漫系、頭脳派、武闘派とバリエーションが爆発的に拡大。子供向け番組の枠組みを超え、同性からも憧れられるロールモデルへと成熟を遂げています。