ホテル湯の陣を快適に楽しむ上で、最大の分岐点となるのが本館と別館の選択です。構造を把握せずに予約すると、館内移動だけで大きなストレスを抱えることになりかねません。
フロントや大浴場、バイキング会場が集約されている「本館」は、移動の手間が少なく利便性に優れています。館内リニューアルの恩恵を受けやすいのも本館側の客室で、段差が少なく整備された和室や和洋室が中心となっています。足腰に不安のある高齢者や小さな子ども連れの旅行であれば、迷わず本館を指定するのが鉄則です。
対する「別館(渓流館など)」は、本館から長い渡り廊下や階段を経由して移動する必要があります。エレベーターの乗り継ぎが必要なフロアもあり、大浴場や食事処へ行くたびに一定の移動距離を強いられます。その反面、宿泊料金が本館よりも割安に設定されているケースが多く、周囲の物音が響きにくい静かな環境で過ごせるメリットもあります。コストパフォーマンスを最優先する一人旅や若年層のグループであれば、別館のリーズナブルさは心強い選択肢となるはずです。