Webメディアや動画コンテンツでは、「やりたいことを見つければ人生が劇的に変わり、毎朝ワクワクして飛び起きられる」といった耳触りの良い言説が溢れています。しかし、これは明確な誤解です。
プロの取材現場から断言できる現実は、「やりたいことの中にも、泥臭い作業や退屈なルーティンが7割以上含まれる」ということです。デザインが好きな人でも請求書作成やクライアント交渉は発生しますし、文章を書くのが好きな人でも事実確認の地道な裏取り作業を避けることはできません。
本当の自分軸とは、「辛いことがゼロになる魔法」ではなく、「目的を果たすためなら、付随する面倒や苦労すら引き受ける覚悟を持てる対象」を見つけることを意味します。このリアリズムを持たないまま転職を繰り返すと、「思っていたのと違った」という早期離職のスパイラルに陥ることになります。