「ご足労おかけいたしますが」は失礼?上司・取引先への正しい敬語マナー

「ご足労おかけいたしますが」は失礼?上司・取引先への正しい敬語マナー

「ご足労おかけいたしますが」は失礼?上司・取引先への正しい敬語マナーの詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

「ご足労おかけいたしますが」は、社外の取引先や顧客に対して来社を依頼する場面で極めて自然に使用できます。相手に移動の負担を強いることへの詫びと感謝が適切に伝わるため、ビジネスメールの依頼文において最も定評のある表現の一つです。

一方で、社内の直属の上司に対して使う場合は注意が必要です。基本的に、部下が上司を自席や別のフロアに呼びつける行為自体がビジネスマナー上好ましくありません。上司に報告や相談がある場合は「自分が上司の席へ出向く」のが筋であるため、上司に向かって「私の席までご足労おかけいたしますが」と依頼するのは不自然であり、失礼に当たります。

ただし、役員フロアの重役が他フロアの会議室へ移動する場合や、役員クラスの来賓を特定のフロアに招くような改まった社内イベントなど、特段の事情があるシチュエーションであれば、社内であっても礼儀正しい表現として機能します。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。