ネット検索では「カバネリ アニメ 打ち切り 理由」といったワードがサジェストされますが、『甲鉄城のカバネリ』が途中で打ち切りになったという事実は一切ありません。
公式発表および荒木哲郎監督らの制作インタビューで明かされている通り、本作は当初から「1クール全12話で完結させるオリジナル企画」として予算・スケジュールが組まれていました。物語が性急に畳まれたように感じられたのは、制作途中の短縮ではなく、12話の中に盛り込もうとした要素(パニック、群像劇、巨大兵器、復讐劇、恋愛)が多すぎたという構成上の配分ミスによるものです。
また、TVアニメ完結から約3年後の2019年に劇場公開された中編映画『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』の存在を知らないライト層が多いことも、評価の断絶を生んでいます。海門決戦では、TV版で不評だった「人間の内紛」を最小限に抑え、「カバネの集団に対する戦略的戦闘」と「生駒と無名の心理的成熟」に焦点を絞ったことで、ファンから「これこそが見たかったカバネリだ」と絶賛されました。