原画の入手難度が上がるにつれて、ネットオークションでの取引も活発化している。ヤフオクをはじめとするフリマ・ネット競売プラットフォームでは、「永山裕子風」と銘打たれた模倣品や、巧みに複製された印刷物が原画と偽られて出品されるトラブルが後を絶たない。真贋鑑定書が付属していない安価な出品には、細心の注意が必要だ。
一方で、毎日オークションやシンワアートオークションなどの公的な美術品オークションに出品された場合は、専門の鑑定人を経ているため信頼性が高く、結果として落札価格も相応の正当な高値をつける。数万円で手に入るような「掘り出し物」はネット上には存在しないと心得るべきであり、確実な資産価値を求めるならば出所(プロヴェナンス)が明らかなオークションハウス経由に絞るのが賢明だ。