なぜ毎年感染?インフルエンザにかかりやすい人の特徴と予防接種の真実

なぜ毎年感染?インフルエンザにかかりやすい人の特徴と予防接種の真実

なぜ毎年感染?インフルエンザにかかりやすい人の特徴と予防接種の真実についての疑問解決ガイドをお届けします。

毎シーズンのようにウイルスに屈してしまう人には、日々の無意識な動作の中にいくつもの共通項が確認できます。なかでもインフルエンザかかりやすい人の特徴として呼吸器内科医が一様に指摘するのが、「呼吸ルートの誤り」と「生体防御フィルターの機能不全」です。

人間本来のフィルター機能を担う鼻腔には、吸い込んだ空気の加湿・加温機能に加え、ウイルスを絡め取る微細な線毛と粘液が存在します。しかし、集中時や就寝時に口呼吸になっていると、冷たく乾燥した外気が病原体を乗せたままダイレクトに咽頭粘膜へ衝突します。口呼吸とウイルス感染は極めて密接であり、口腔内が乾燥すると、異物を体外へと排出する線毛運動が急速に低下してしまうのです。

さらに見落とせないのが、暖房が効いた室内での粘膜の乾燥対策の欠如です。湿度が40%を下回る環境では、ウイルスの空中浮遊時間が劇的に伸びるだけでなく、気道粘膜を保護する「ムチン」などの粘液層が干からび、ウイルスが気道上皮細胞の受容体(シアル酸)に結合しやすい状態が整ってしまいます。喉の渇きを感じた時点ですでに粘膜の防御壁は破綻し始めているという認識が欠かせません。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。