徳を積むとは?人生が好転する理由と日常で運気を上げる具体例

徳を積むとは?人生が好転する理由と日常で運気を上げる具体例

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せっかく丁寧に善行を重ねていても、日々の何気ない悪習慣によって蓄えたものを一気に失ってしまうことがあります。これが徳が減る行為(徳を漏らす行為)です。

代表的なものが、「愚痴」「悪口」「不平不満」の垂れ流しです。仏教では言葉による悪業を「口業(くごう)」と呼び、人の名誉を傷つけたり、場を不穏にさせたりする言葉は、自らの徳を激しく損なうと戒めています。また、他者をコントロールしようとする嘘や、約束を軽んじる不誠実さも信用を大きく削り落とします。

さらに陥りがちな罠が、「これだけやってあげたのだから報われるはずだ」という見返りの執着です。「徳を積んだのだから宝くじが当たるはず」「運が良くなるはず」と計算高く行動している状態は、利他ではなく極めて利己的な執着に過ぎません。善行を施した記憶すら風のように忘れ去る「無相の布施(むそうのふせ)」の境地こそが、徳の漏出を防ぎ、最も純度の高い好循環を生み出します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。