すべての始まりは、ひとつの卵だった。1994年の創業以来、一貫して追求されてきたのは「鶏が本来持つ生きる力を最大限に引き出す」ことだ。ココカカオや笹粉末、米ぬかなどを独自に配合した発酵飼料を与え、自然の風と太陽光がたっぷり注ぎ込む鶏しゃん舎でコッコ(鶏)たちは自由に動き回る。
こうして生まれる「天美卵(てんびらん)」は、ぷっくりと盛り上がった濃厚な黄身と、指でつまめるほど弾力のある白身が特徴だ。一口食せば、臭みが一切なく、コクと甘みが口いっぱいに広がる。流通効率だけを追い求めたケージ飼いが主流だった時代に、手間暇のかかる平飼いを選んだ決断が、今日のブランド価値を決定づけた。