公開40周年の衝撃――『天空の城ラピュタ』の暗雲、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタが2026年の現代人を惹きつけてやまない正体

公開40周年の衝撃――『天空の城ラピュタ』の暗雲、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタが2026年の現代人を惹きつけてやまない正体

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悪役としての彼の魅力は、徹底的に作り込まれたバックボーンにある。ラピュタ王国の王位継承者「パロ」の家系に生まれたという血統の自負。政府から派遣された特務機関の指揮官としての巧みな立ち回り。古文書を自力で解読するほどの卓越した知識と語学力。

彼は力ずくの野蛮な破壊者ではない。知力と策略を武器に、シータやパズー、ひいては軍の同僚すらも手玉に取る。その理知的な振る舞いが崩れ、最後に欲望を剥き出しにするプロセスのカタルシスこそが、観客を40年間魅了し続けている根源にある。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。