アクションで鮮烈な印象を残した直後、彼女はさらなる大型プロジェクトへと足を踏み入れる。2006年のメガヒット大作『日本沈没』だ。未曾有の国難を描く超大作の中で、彼女が演じた役柄は作品の緊張感を支える重要なピースとなった。
大スケールのCGや特撮技術が飛び交う撮影現場にあって、試されたのは人間の生々しい感情の揺らぎである。パニック状態におかれる市井の人々のリアリティを、静かな熱量をもって演じきった彼女の姿は、観客の心に強く残った。この作品への出演を通じて、彼女はエンターテインメント大作のスケール感に負けない芯の強さを証明し、日本映画界における頼もしいバイプレイヤー、そして主演を張れる実力派としての評価を確実なものとした。