捜査関係者は口を揃える。「行方不明事案において、発生から最初の3時間が勝負だ」。特に交通網が発達した仙台駅周辺では、わずか1時間で隣県や沿岸部へ移動することが可能であるため、捜査の広域化が命取りになる場合がある。
ここで威力を発揮するのが、地域密着型の緊急SOSネットワークだ。LINEや防災メールを活用した即時配信システムにより、付近を通行中の市民へ情報提供が呼びかけられる。「怪しい」ではなく「いつもと違う」という市民の直感が、危機に瀕した命を救い出すケースが後を絶たない。通報の早さこそが、最大の防犯インフラなのだ。