都心から小田急線の急速で約50分。本厚木駅周辺は、職住近接を求める子育て世代や若年層の流入が目立つエリアだ。そうした人口動態の変化を背景に、駅直結という圧倒的な立地アドバンテージを持つ商業施設が踏み切ったのは、単なる店舗の入れ替えにとどまらない全館規模の構造改革だった。
従来の「ミロード1」「ミロード2」「南館」といった区分けの壁を意識させないシームレスな動線設計が導入され、通路幅も従来より大幅に拡張。買い物を目的としない来館者でも自然と足を止めたくなるようなベンチや休憩用ラウンジが随所に配置されている。移動の通過点に過ぎなかった駅ビルが、目的を持って時間を過ごす「広場」へと変貌を遂げつつある。