このムーブメントは若者向けのストリートカルチャーだけに留まらない。大手ファストファッションブランドは今夏、カンカン帽の生産ラインを急遽拡充。一方で、欧州のラグジュアリーブランドも2026年春夏コレクションにて、高級パナマ素材を用いたカンカン帽を相次いで発表した。
アパレルアナリストの試算によると、今シーズンの帽子市場におけるカンカン帽のシェアは、過去最高だった2011年の水準を突破する見込みだという。アーティストひとりのスタイリングが、サプライチェーン全体を動かす巨大なトレンドを生み出す。まさに「西野カナ」というブランドが持つ経済的影響力の凄まじさを物語る数字だ。