ネット上の知恵袋やSNSで散見される「緑髪は色落ちするとヘドロや苔のような濁った色になる」という噂。この現象には明確な化学的メカニズムが存在します。
ブリーチが不十分で髪に強い黄みやオレンジみが残っているベースに中途半端な青緑系カラーを重ねると、青色素が先に流出した際、残留した黄色素と混ざり合ってくすんだ汚いカーキに変色してしまうのが主な原因です。ベースの明度を十分に16〜17レベルまでリフトアップしておくか、最初から黄色寄りに設計されたオリーブ系を選ぶことで、この失敗は回避できます。
リアルな色落ち経過のタイムライン(ブリーチ1〜2回の場合)
- 染めたて〜3日目:鮮やかな発色と深みのある光沢を維持。
- 7日目〜10日目:徐々に彩度が落ち着き、柔らかなミントグリーンやくすみオリーブへシフト。
- 14日目〜21日目:緑みが抜け始め、赤みのないグレージュやミルクティーベージュへ移行。
- 30日目以降:透明感のあるブロンドベースへ着地。
美しい色持ちを保つためには、緑髪向けカラーシャンプーやカラートリートメントを週に2〜3回ペースで使用することが極めて有効です。色味を長く維持したい場合はグリーンシャンプー、次回カラーを考慮して自然にベージュへ落としたい場合はシルバー・アッシュ系シャンプーを選択するのがプロの定石です。