SNSや大手レシピコミュニティに投稿された数千件の口コミを分析すると、「ししゃもの唐揚げは焼き魚より子どもがよく食べる」「骨を取る手間がないので圧倒的に楽」という絶賛の声がある一方、「油の中で身が曲がって折れてしまった」「下味をつけすぎて塩辛くなった」というリアルな失敗談が散見されます。
市販のししゃも(カペリン含む)は塩干品として加工されているため、もともと約1.5〜2.0%程度の塩分を含んでいます。ここに通常の鶏唐揚げと同じ感覚で醤油や塩を強く振ると、過度な塩辛さになってしまいます。素材の塩分を活かした決定版の人気レシピを公開します。
【材料(2〜3人前)】
- 子持ちししゃも:8〜10尾
- 酒:大さじ1(生臭さを消し、ふっくら仕上げる)
- おろし生姜:小さじ1/2(または生姜汁)
- しょうゆ:小さじ1/2(香り付け程度)
- 片栗粉:大さじ2
- 薄力粉:大さじ1
- 揚げ油:フライパン底から約1cm深さ
【失敗知らずの調理工程】
- 下味の馴染ませ:ポリ袋にししゃも、酒、生姜、香り付けのしょうゆを入れ、袋を優しく揺すって3分間置きます。身が崩れやすいため揉み込んではいけません。
- 水気の拭き取りと穴あけ:ペーパータオルの上に並べて汁気をしっかり拭き、爪楊枝で腹部に3カ所穴を開けます。
- 粉付け:バットに合わせた片栗粉と薄力粉を広げ、ししゃも全体に薄くまぶして余分な粉をはたきます。
- フライパン揚げ焼き:フライパンに油を中火で熱し、油温170℃(菜箸を入れると細かい泡がスッと上がる状態)にします。ししゃも同士がくっつかないよう並べ入れます。
- 触らずに揚げる:投入後最初の1分30秒は絶対に触らないことが身折れを防ぐ鉄則です。底面が固まったら裏返し、さらに1分〜1分30秒揚げ焼きにします。
- 油切り:最後は強火にして10秒ほど油のキレを良くし、網付きバットに立てかけるように引き上げて余熱で火を通します。
醤油の香ばしさをより引き立てたい場合は、下味の段階でニンニク少々を加えた「ししゃもの竜田揚げ」にシフトするのも酒の肴として抜群の人気を誇ります。